笑顔

僕には1歳の子どもがいる。

女の子なのだが、本当によく笑う。

ご飯を食べているとき、遊んでいるとき、お気に入りの番組を見ているとき等々。

彼女は、自分が楽しい、心地よい、満ち足りているときにしか笑わない。

言ってみれば、純度100%の笑顔である。

 

かたや僕。

僕も職場でよく笑う。

失敗をごまかすとき、怒った上司をなだめるとき、愛想笑い等々…

一般的にサラリーマンは不本意な笑顔を強制されることが多いと思うが、仕事ができない僕はその比率がもっと高いと思う。

仕事ができない分を、笑顔で補わざるをえないからだ。

恥、恐怖、保身やらが入り混じったその笑顔は、夏祭りの屋台でどのシロップにするか迷い、結果全種類かけて泥色になったかき氷を連想させる。

娘の笑顔とくらべ、なんと醜いことか…

 

吐き気がする(´・ω・`)

 

反吐が出る思いだが、これをやるかやらないかで相手の心証が全然違ってくるのも事実である。

なので、仕事ができない僕は、楽しくもないのにヘラヘラニヤニヤ今日も笑っている。

 

娘には大人になっても、笑いたいときだけ笑っていてほしいと切に願う。