一万円をドブに捨てた

一万円をドブに捨てた。

とは言っても、おわかりだと思うが、本当にドブに一万円をポイしたわけではない。

仕事のミスで、ドブに捨てるが如く一万円を無駄にしたということだ。

正直思い出したくもないが、僕がいかにダメリーマンかを知ってもらうためにも、てん末をお伝えしたい。

 

ある日、上司から、出張の飛行機の予約を命じられた。

だがその出張はまだ確定ではなく、実施するかは明後日には決定するので、とりあえず仮で抑えておくようにとのことだった。

早速ネットでチケットを探す。

すると、とある格安航空券チケットのサイトで、お値打ちのチケットを見つけた。

これはいい!(゚∀゚)

仮押さえということで、とりあえず自分の名前で予約の入力を進めていく。

一通り必要事項を入力し終わり、ふーやれやれと息をついていると、

 

「購入手続きに進みますか?」

 

と、画面は促している。

要は入金のためのクレジットカードの情報を今入力するか?と聞いてきているのだ。

うーむ…

この時、僕の頭に浮かんだのは、以下の通りである。

 

①出張を決行するか否かは明後日には決まると聞いているが、決まるのが遅れる可能性もあるのではないか。

②入金してしまえば、入金なしの仮予約よりもキャンセルまでの猶予期限は延びる。

③出張の予定日はまだまだ先なので、入金しても、早めにキャンセルすれば解約金とかはかからないだろう。

 

ということで、結局、私物のクレカで決済する僕。

その二日後、出張はなくなったことを上司から聞き、すぐに解約の手続きをする。

すると、格安航空券の会社からメールが届いた。

内容を要約するとこんな感じである。

 

入金後の解約は旅行日までの期日にかかわらず、事務手数料として、チケット1枚につき2500円かかりまーすw

おたくは往復チケットで2名分予約してたので2500円×2×2名で10000円ですねーww

毎度ありーwww

 

…もうね。消えてしまいたい。('A`)

 

言うまでもないが、上司に報告するような話ではない。自分の馬鹿さをアピールし、今以上に評価を下げるだけだ。入社したばかりの新人とかならまだしも、

僕は勤続十数年、30半ばのオッサンである。

つくづく、自分はダメだなと実感した。

 

だけど一万円、もったいなかったなー…

一万円あれば、妻とちょっと高級な外食をしたり、娘に色々おもちゃを買ってあげることもできる。

しかし、その格安航空チケットの会社にも、僕のような社員がいて、今回の一万円がその人の給料の一部になっているかもしれない。

そう考えれば諦めもつくというものだ。

 

…ああ、でも、一万円…(ヽ´ω`) ←諦めついてない