譲らないですよ

残業が終わり、クタクタになって帰りの電車に乗ったところ、運良く座ることができたのだが、次の駅で杖をついたおじいさんが乗ってきて、僕の目の前に立った。

正直なところ、ちょっと参ったなと思った(;^ω^)。

まだまだ自宅の最寄り駅は遠いし、疲れ切ってるところで運良く座れた席を手放したくはない。かといって譲らないのは外聞が悪いし、おじいさんもかわいそうだ。しかし席を譲るのもなんか気恥ずかしく勇気がいるし。そもそもおじいさんも僕の目の前でなく、すぐ近くの優先席の方に行けばいいのに!などと逡巡したのだが、結局次の駅で降りるふりをして席を立ち、譲ろうという結論に至った。

次の駅に着いた。すると、僕の隣に座っていた女性が席を立ち、降りていった。

ラッキー!(*´∀`*)

これなら僕も座ったままで、おじいさんも座ることができる!と思ったのだが、なぜかおじいさんは座らない。そうしている間に新たな乗客が乗り込んできて、席は取られてしまった。

次の駅で降りるから座らないのかな?と思ったのだが、おじいさんは次の駅でも降りず、なんか苦しそうにハァハァ言い出したり、イライラした感じで杖を床にコンコン打ち突けたりしている。結局、その3駅後で降りていったのだが、もしかして単に座りたかったわけではなく、僕に席を譲らせたかったのだろうか…?(もちろん譲りませんでした(^_^;))

謎だが、傍から見れば僕が老人に席を譲らない極悪人と思われるのでやめてほしい(´Д`)