ビアガーデン

夏の最後に夏らしいことをと思い立ち、こないだ家族でビアガーデンに行ってきた。ビアガーデンといえば平地ではなく屋上!という謎のこだわりが僕にはあり、調べたところ池袋の東武百貨店屋上でやっているとのことなのでそこにした。

いくつかコースの種類があって、僕と奥さんはジンギスカン+飲み放題付きコース@4400円、子ども二人は屋台チケット三枚+飲み放題(ソフトドリンク)付きコース@1500円にした。屋台チケットは僕と奥さんにも一枚ずつ付き計八枚配布され、このチケットで屋台の料理(たこ焼き、フライドポテト、かき氷など)と交換したり、射的や輪投げで遊ぶことができる。

夕方に行ったのだがほどよく曇ってる日で風もそれほど強くなく、心地よい風を感じながら夕焼けの東京を眼下に飲むビールは最高に美味しかった。

振り返ってみると、最後に家族でビアガーデンに行ったのは下の子が産まれる前、上の子がまだ2歳くらいの時だった。僕も奥さんもビアガーデン大好きなのでずっと行きたいと思っていたのだが、幼子二人連れてビアガーデン、というか外食は容易ではないのでなかなか来られなかった。

しかし今、子どもたちは目の前にある唐揚げやフライドポテトをむしゃむしゃ自分で食べ、トイレにいきたくなればちゃんと僕と奥さんに告げてトイレに連れていけば用を足し、行儀がよいとは決して言えないがグズったりわめいたりすることもなく、飲み放題の時間90分を特に問題なく過ごせている。

うろ覚えだが、漫画「ベルセルク」で主人公ガッツが魔法使いシールケのおかげで鎧の呪縛から少し解放され、それまでは夜は魔物に襲われ平穏に過ごせなかったのが久しぶりに静かな夜を過ごせるとなったときの「またこんな穏やかな気持ちで夕陽を見られるとは思わなかったぜ。いいもんだな」(超うろ覚えです)みたいなセリフを思い出し、子どもの成長に感謝しつつビアガーデンはやっぱり最高だなと再認識した。

射的や輪投げにはしゃぐ子どもを眺めつつ、また来年も来ようと思った。